卒業生インタビュー

卒業生たちの「その後」のストーリーを紹介します

無理せず楽しく。-やってみたいことにチャレンジする-

平出 明彦 さん
在籍期間 2013年〜2016年

1974年生まれ、新潟市出身。社会福祉士、公認心理師。 つばめ若者会議では、スタート時の2013年から4年間在籍し、ふくしチームに所属。 チーム活動の他、つばめ若者会議の初代代表を務めた。 卒業後も地域食堂への参画や、イキイキまちづくり事業の実施など精力的にまちづくり活動に取り組んでいる。

よそ者だから感じたまちの良さ


-平出さんがつばめ若者会議に入ったきっかけは?

現在は吉田地区に住んでいますが、もともと新潟市の出身で、この地域のことがよくわからなかったんです。
地域の歴史や文化に興味はありましたが、よそ者が地域活動を積極的に取り組んでいいのか不安に思い、なかなか一歩を踏み出せずにいました。
そんなとき、Facebookでつばめ若者会議を市役所の方が企画していることを知って興味を持ちました。
市外出身・在住も参加可能と入り口が広くて、もしかしたら自己啓発的な観点で何か新たなことに挑戦できるんじゃないかという思いで、つばめ若者会議に参加することにしました。

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-所属して自身の考え方や行動に変化は?

私は、福祉関係の仕事をしているのですが、つばめ若者会議に参加したことで、他業種の方と知り合うことができてつながりの輪が広がりました。
職業柄、人の話を聞いてそれらをまとめる“ファシリテーター”的な部分には自信があったのですが、いざワークショップをやるとなった時に他業種の方の多様な意見をまとめることが上手くできず、難しさを物凄く感じました。正直、自信があっただけにショックでした。(笑)
ですが、ワークショップを重ねていく中でスキルアップをすることができ、つばめ若者会議の経験が現在の仕事にも活かせています。
また、活動を通じて燕市について学び、市民が当たり前だと思っていることも、よそ者だからこそ感じるまちの良さや強みを感じることができました。
私は2児の父親ですが、子ども達には住んでいるこのまちが当たり前と思わず、まちに対して誇りと愛着を持ってほしいと思っています。

いい失敗を繰り返すという考え方


-在籍時はどんな活動をしていましたか?

福祉関係の仕事をしていたので、『若者の力を活かして、地域で【ふ】つうに、【く】らせる、【し】あわせを』をテーマとした「ふくしチーム」や全体活動の一つであった「今宵サミット実行委員会」に所属していました。
家庭の都合で、チーム活動や全体活動に参加できない時期もありましたが、「無理なく、楽しく、地域貢献」をテーマに今後も何かしらの形で、仕事以外の部分で地域と関わっていければと思っています。
現在のメンバーが実施している、「地域食堂」の取り組みも応援しています。

-スタート時から4年間所属をしていましたが、印象に残っていることは?

初代代表として、つばめ若者会議に関わることができたことです。
当時の事務局担当者から、アクションプランの発表会に向けてのまとめ役ということで、代表を依頼されました。
私自身、リーダーとして前に出るタイプではないので正直悩みましたが、事業のスタート時にサポートをしていただいたStudio-L代表の山崎亮さんとお話をしたときの内容「本質を捉える知・他者を感じる力・先頭に立つ勇気」を思い出し、やってみることにしました。
新潟県人の気質で、お願いされると断れないという部分も少しはありましたが…(笑)
でも、今まで経験をしてこなかったことに一歩踏み出すことができてよかったと思っています。
その経験もあって、燕市の総合計画審議会の委員を2年間務めさせていただきました。
つばめ若者会議のソフトな活動以外の部分でも、燕市に関わることができたのはとても印象的でした。

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-平出さんの活動のコツやポイントは?

まずは、いい失敗を繰り返す(トライ&エラー)の考え方です。
経験をつまないと前に進めないし、失敗しないと良いモノやコトは生まれない。だから、頭でっかちにならず、若者らしく思ったことにチャレンジすることが大切かなと思います。
そして、無理をしないで楽しく続けるということですかね。
まちづくり活動って、プライベートな部分で行っているので、「○○するべき」とか「成果を出さなければいけない」というような固定概念を捨ててゆるく取り組むことがポイントです。 

“さらに一歩”踏み出していきたい。


-では最後に、平出さんの今後の抱負をお聞かせください

つばめ若者会議やその後の活動で学んだこと、公認心理師の資格を活かしながら、2013年に作成した『つばめの幸福論』に記載されている「しあわせな人をふやすまちづくり」の実現に向けて、活動を続けていきたいと思います。
私の活動は、これまで高齢化社会をテーマにしてきましたが、幅広い世代を対象に、コロナ禍において悩みを抱えている人への支援をライフワークとして広げていきたいなと思います。
やってみたいことにチャレンジし続けるということ。そして、勇気を出してさらに一歩を踏み出していきたいです。

(取材:つばめ若者会議事務局)

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