平出です。本日『燕市吉田郷土史研究会』の定例会に、初めて参加させていただきました。
『つばめの幸福論 2013』P72~77でも紹介されていますが、
燕市には、今も語り継がれる誇るべき郷土の歴史が、たくさんあります。
川端康成がノーベル文学賞受賞式の記念講演で「日本の神髄」とまで言わしめた『良寛禅師』
近世以来の伝統をもつ全国でも有数な漢学塾『長善館』
暴れ信濃川から越後平野を守り、米どころ新潟の礎になった『大河津分水』等・・
(https://tsubame-wakamono.com/wp/history/)
燕市吉田郷土史研究会は燕市吉田地区の偉大な郷土の歴史や民俗、考古学、記念物などについて調査・研究していて、
2014年には地域限定の歴史辞典「越後吉田ふるさと事典」(県内で5例目)を
行政主導でなく、同好の郷土史研究会で編纂刊行されています。
(詳細は鈴木燕市長のブログをご参照ください:http://suzukitsutomu.seesaa.net/article/411319978.html)
今日の定例会では、会員の「小学校」について、当時の貴重資料を持ち寄っての座談会が行われました。
特に興味深かったのが、戦中・戦後の教育内容の変化が昭和49年生まれの私には大変興味深かったです。
戦時中、どこの小学校(尋常高等小学校・国民学校)にもあった「奉安殿」「御真影」「二宮金次郎の像」、
当時の「教育勅語」「修身」「文部省唱歌」のこと、
そして私自身、初めて伺った「宮城(きゅうじょう)遥拝」のエピソードなど、
和やかな雰囲気の中、次々と語られていました。
第二次ベビーブーム世代の私に「今の小学校はどうなってるの?」との質問をきっかけに、
お互いの子供時代の背景の違いを通じて、楽しく『世代間交流』をさせていただきました。
ある会員さんが「修学旅行で行った寺泊の夕陽があまりに綺麗だったのに驚いた」と言われていましたが、
時代は変わっても日本海に沈む夕陽の美しさは、当時と変わらないですね。
これからは一会員として、研究会に参加させていただきます。