つばめの学校H30 年度クロージングを開催致します。 つばめの学校は、渡辺スクール、哲学コレクティフ、つばめのブックバーの3つを主軸に活動してきました。今年度は、新潟絵屋さんと書家の華雪さんと公開製作、トークイベントや、工場の祭典期間中にツバメコーヒーさんで毎年恒例となっている哲学者の鞍田崇さん とのトークイベントをつばめの学校主催で開催することができました。また、つばめのブック バーでは、『あなぐま芸術祭』と連携するなど、新しい繋がりが生まれた一年でもありました。ご参加いただいた皆様、ご協力いただいた皆様、心より感謝申し上げます。
さて、今年度のクロージングはつばめの学校を支えてくださっているみなさんと、写真家の田村尚子さんをお迎えします。ブックバーでは、日本で哲学対話を推奨している梶谷真司さんの『考えるとはどういうことか』をお題本に。更にその後哲学対話を実際に体験してみます。哲学コレクティフでは、コレクティフの概念の実践者でも あるジャン・ウリさんやラ・ボルト病院でのことを田村さんにお話を伺い、関連本の中から阿部ふく子さんの気になる部分をご紹介いただきます。渡辺スクールでは、これまでご紹介いただいたゲストの皆さんに共通すること『地域に生きる誇りとは何か?』をテーマに、つばめの学校スタッフや会場の皆さんと意見交換を行います。懇親会は、そのままツバメコーヒーさんで行います。BarBookBox さんのカクテルもお楽しみに。単発のご参加も可能です。ご興味のある方、ぜひお集りくださいませ。
●日時
3月9日(土)
午後13時〜20時
●場所
ツバメコーヒー(燕市吉田2760−1)
●内容
①13時〜15時
『つばめのブックバー』
今夜の一冊:梶谷真司『考えるとはどういうことか』
マスター:高橋トオルさん
聞き手:田中辰幸さん
マスターの本紹介(45分)
意見交換(30分)
哲学対話(45分)
②15時〜17時
『哲学コレクティフ』
テーマ:『コレクティフについてのコレクティフ』
ゲスト:田村尚子さん(写真家)
ナビゲーター:阿部ふく子さん(新潟大学人文学部准教授)
関連本:田村尚子『ソローニュの森』
ジャン・ウリ『コレクティフ』
梶谷真司『考えるとはどういうことか』
浦河べてるの家『べてるの家の当事者研究』
斉藤環「オープンダイアローグとは何か』
ヤーコ・セイックラ『オープンダイアローグ』
東浩紀『観光客の哲学』
國分功一郎『中動態の世界』
※哲学コレクティフは、読書会ではないので本を読んでくるなど予備知識の必要はありません。
・「哲学コレクティフ」とは――
フランスの精神科医ジャン・ウリが考案し、実践した概念「コレクティフ」。
これは「人びとが集まること、動くこと」を意味し、個々人がもつ無限のファクターを尊ぶことと、全体を形づくることを有機的に接続可能にしようとする試みです。
つばめの学校では、このコレクティフという言葉に込められた概念をヒントに、さまざまな人たちが集まって、個々人の経験・言葉・実感・考えを大切にしつつ、みんなで一緒に哲学的な探究をしてみる活動の場をつくりました。それが「哲学コレクティフ」です。
毎回、私たちに身近な概念をひとつ取り上げて、哲学者によるナビゲーションとともに、みんなで対話をしながら概念を広げ、深めていくことを楽しむ時間にしたいと思います。イメージは、——「哲学対話」という入口から、ちょっと遠くへ行ってみること。
・ vol.3テーマ:「コレクティフについてのコレクティフ」
今回の「哲コレ」テーマは、「コレクティフ」。
ジャン・ウリの活動の場であったラ・ボルド病院におもむき、人びとの風景をていねいにとらえた『ソローニュの森』を出版された写真家の田村尚子さんをゲストにお迎えし、ラ・ボルドにおける「コレクティフ」とは何だったのかについて、お話しいただきます。
その後、阿部ふく子がナビゲーターをつとめ、質疑応答や関連書の紹介を交えながら、参加者みんなで「コレクティフ」の概念を対話的に探究していきたいと思います。
(ナビゲーター 阿部ふく子)
③17時〜17時40分
『渡辺スクール』
テーマ:『地域に生きる誇りとは何か?』
ナビゲーター:渡辺斉さん
意見交換:つばめの学校スタッフと参加者のみなさんを交えて(40分)
④18時〜20時
『懇親会』
同会場にて
●対象
どなたでも
●定員
それぞれ15名程度
●参加費
①つばめのブックバー 1,500円(1ドリンク)
※学生700円
②哲学コレクティフ 1,500円(1ドリンク)
※学生500円
③渡辺スクール 無料
④懇親会 2,500円(1ドリンク)
①〜④まで通しで参加 5,000円(3ドリンク)
●問合せ
つばめ若者会議事務局
(地域振興課地域振興係)
電話 0256 ・77・8361(直通)
電子メール wakamono@city.tsubame.lg.jp
●協力
BarBookBox
ツバメコーヒー
《ゲストプロフィール》
田村尚子/京都在住。写真家。
1998年初個展「この世の外へならどこへでも」を皮切りに、
「眼で触れる」, 「doublon, doublure」で抽象的なカラー写真を制作、仏のラ・ボルド精神科病院の日々を中心とした個展『ソローニュの森』やビデオ上映,パリ国際芸術都市制作滞在後の個展『タウマタ』(Taka Ishii Gallery Paris2015)など写真作品を中心にパフォーマンスや映像インスタレーションで国内外の個展やグループ展に多数参加。
著書に『Voice』(青幻舎2004),『ソローニュの森』(医学書院2012), 『 Thaumata』(Tig,Tokyo,Paris2015),『杮/Kokera』(真珠庵発行、2017)など。仏映画製作参加や音楽家との作品などにも取り組む。「芸術としての精神医療」企画を行うなどアート&フィルム、ヴュッター公園の代表としても活動。
アクセス
ツバメコーヒー(燕市吉田 2760-1)
参加申込・問合せ
つばめ若者会議事務局(地域振興課地域振興係)
電話0256・77・8361(直通)
電子メールwakamono@city.tsubame.lg.jp
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