写真:花坊
場について
写真が写実的絵画の意味を変え、電子メールが 手紙の意味を変え、iPhone が腕 時計の意味を 変えたように、オンラインショップがお店の 意味を変えようとし ています。現代において、 わざわざ足を運ぶことでしか得られないもの、 見ることができ ないものとは何なのでしょう ? カフェもギャラリーも、商品を買うための場で ありながら、そこで過ごすため の「場」として も機能しています。店主と話すために、集う友 と語らうために、あるいはそこにある作品と 対話す るために、またあるいは予期せぬ何かと 巡り会うために、場に赴くとしたときに、これ からの「場」とはどうあるべきでしょうか ? 書が生まれる光景は、その場の空気を変えてし まうでしょうし、その書が飾ら れた空間もまた、 なにかを変えてしまうものです。今回は華雪さん によって書が生まれる場に立ち会うことによっ て、私たちに とって必要な ( ありうべき )「場」 とはどうありうるのか ? について、体験を通じ て探っていこうとする試みです。ご都合がつけ ば、公開制作とトークイベントを合わせてご参 加いただくことをおすすめいたします。
つばめの学校/ツバメコーヒー店主 田中
●日時
2018/9/1(土)
16:30〜20:30
●内容
書家華雪さんによる公開制作
16:30〜17:30
トークイベント
19:00〜20:30
●対象 どなたでも
●定員 20名程度
●料金
公開制作1,500円(1ドリンク付)
トークイベント2,000円(1ドリンク付)
どちらも参加の方は3,000円(1ドリンク付)
●ゲストプロフィール
書家 華雪
1975 年京都府生まれ。立命館大学文学部哲学科心理学専攻修了、東京都在住。 幼い頃に漢文学者・白川静の漢字字典に触れたことで漢字のなりたちや意味 に興味を持ち、以来、文字の表現の可能性を探求することを主題に、国内外 で展示やワークショップを行っている。刊行物に『石の遊び』( 平凡社、2003)、
『書の棲処』( 赤々舎、2006)、『ATO 跡』(between the books、2009) など。 作家活動の他に、『コレクション 戦争 × 文学』( 集英社 ) など書籍の題字など も手がける。主な展覧会として、水と土の芸術祭 2012( 新潟市 )、みちのおく の芸術祭 山形ビエンナーレ 2016( 山形市 )、高橋コレクションーメッ セージ ズ ( 十和田市現代美術館、2015) などに参加。新潟では新潟絵屋、砂丘 館、 二宮家米蔵、エフスタイル、室礼などで展示を行ってきた。
https://kasetsuws.exblog.jp/
https://www.facebook.com/kasetsu
●ナビゲータープロフィール
阿部ふく子
新潟市生まれ。新潟大学卒業後、東北大学大学院博士後期課程修了。博士 ( 文 学 )。日本学術振興会特別研究員、東京大学 UTCP( 共生のための国際哲学研 究センター ) 特任研究員を経て、2016 年より新潟大学人文学部准教授。専門 は近代ドイツ哲学、哲学教育。哲学プラクティスの活動に関心があり、地 域 のさまざまな人々や小学校と連携して哲学対話を推進している 。
アクセス
ツバメコーヒー(燕市吉田 2760-1)
参加申込・問合せ
つばめ若者会議事務局(地域振興課地域振興係)
電話0256・77・8361(直通)
電子メールwakamono@city.tsubame.lg.jp
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