これまでの授業

つばめの学校準備室 第9回ワーク 1・18 吉川真嗣さん

2017.03.22  

これまでの授業写真-07
大寒を控え寒さが厳しく冷えこんだ夜
村上より吉川真嗣さんをお迎えしました。
受付のリストには参加人数は10名ほど。
コーディネーターの渡辺さんが「吉川さんの話、大勢の人に聞いてもらいたかったのに残念だな…」と
おっしゃる言葉に自分自身の告知不足を反省した。

授業が始まると吉川さんの言葉に偽りのないことを感じ
時間の経過と共にぐっと引き込まれ、あっという間に90分が過ぎた。
そして、心を打たれ感動すると共に自分の今までのやってきたことの半端さを
問われているようでショックを受けた。

私はひろちゃん市というイベントをこれまで3回開催させてもらった。
昨年の1月24日を最後に、今年の冬は開催するまでに思いが至らなかった。
1回目も、2回目も沢山のお客さんが足を運んでくれた。
ところが3回目の開催の日、豪雪となりお客さん、出店者さん、スタッフさん
みなさんにご不便をおかけしてしまったことが1年経っても思い返す度に痛かった。
その事を、そこから先に進めないことを問われているようだった。

意見交換の時間になり
渡辺さんから「深海さんどうだった?」と感想をふられると
私は小学生のように「すごいと思いました。本当にすごいと思いました。」
とただ繰り返すだけだった。

吉川さんは「すごいと思うでしょ。でも。目の前のやらなければいけないことを一つ一つやってきたんです。一つ乗り越えると、また一つ問題や課題が出てくる。それをずっとやってきただけなんです。」
とおっしゃるその言葉にまた引き込まれる。

”自分は何ができるのかということばかりを考えていて
何をなさねばならないのかをほとんど考えていなかった。”
と、「悲しみの秘義」の中で著者若松永輔さんが言った言葉を思い出す。
自分の願望で満たされている時、人生の問いから遠い所にいるという。

ひろちゃん市が回を重ねるごとに私の願望でしかなくなっていったのだと思う。
始めからそうだったのかもしれない。それが明らかになっていったのだと思う。

村上の取り組みについて話す吉川さんの言葉には
その”なさねばならぬこと”がずっと語られていた。
それがものすごく、本当のこと、偽りのない言葉として
私は感じたんだと思う。

吉川さん達の”町屋の人形さま巡り”などの取り組みによって
村上は観光客0人から30万人の人々が来る町になった。
町屋をいかした町おこしの苦悩を一番近くで知る奥様の
「町家と人形さまの町おこし」著 吉川美貴が出版されております。
まちおこしのご参考に読まれてみてはいかがでしょうか。

吉川さん貴重なお話をいただきましてありがとうございました。
渡辺さん素晴らしい皆様とご縁をいただきましてありがとうございました。
お足元の悪い中ご参加いただきました皆さんありがとうございました。

次回は、3月4日(土)
渡辺スクールのクロージングフォーラムを開催いたします。
講師    渡辺 斉さん
越後妻有大地の芸術祭の仕掛け等
日時    3月4日(土)
内容    参加者みんなでつばめの可能性を探る
第一部 講義 15:00−17:00
第二部 懇親会 18:00−20:30
会場  ツバメコーヒー ※懇親会は別会場
参加費 未定
・詳細は後日つばめ若者会議公式WEBサイト、イベントページにてお知らせいたします。