活動報告

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つばめの学校 第12回ワーク 7・5感想レポート

2018.02.15  by

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講師:大滝聡さん
村上市出身、武蔵野美術大学を卒業しアーティストとして活動後、ふるさとへ回帰。1990年にデザイン会社(有)オム・クリエイションを設立。1999年に設立された中間支援組織、都岐沙羅パートナーズセンター(2002年にNPO法人化)や2000年に設立されたまちづくり学校(2001年にNPO法人化)の創設メンバーとして、参加型まちづくりの支援や、人材育成、コミュニティビジネスの起業家育成・支援などデザイン活動と共に多彩な活動を行っている。

 

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25年余り昔、先人が艱難辛苦の末干拓で築き上げてきたまちの歴史をまち歩きのモニュメントとして整備し町民の誇りとして子供たちに受け継いでいけるようなプロジェクトをやりたい、当時紫雲寺町の熱き青年町長から私に依頼がありました。中央のシンクタンクでなく地元新潟でデザインや建築、まちづくりなどに関わっている若者たちのチームにお願いしたのが大滝さんとの出会いです。こよなくふるさとを愛する熱いやつだと思いました。その後の活躍は皆さんに聴いていただいたとおり、さらっと語っていましたが乗り越えてきた悩みや課題は並大抵ではなかったと思います。どんなときも楽しそうにやっている姿がとてもいいですね、敬服する次第です。参加いただいた皆さんの瞳も輝いていました。
(渡辺スクールコーディネーター 渡辺斉)

大滝さんが長年試行錯誤を繰り返して手がけてきた街づくりとデザインのお話を聞いて、「街づくり」という言葉の重みを感じずにはいられなかった。「街づくり」とは何かーーこの言葉と問いを考えていく時に、必要な実践や経験とは、何なのだろうか。そんな問いと向き合いたい。 哲学対話では、「公と私の区別や関係性とは?」「未来は成り行きじゃダメなの?」「やりたい仕事をするというのはわがまま?」などの問いが出た。すべての問いが密に関連しあった対話だった。やりたい仕事に就いているツバメコーヒー田中さんが言っていた「全力で走り続けているときに見える光景」という言葉が特に印象的で、公と私を越えた(あるいは両者が浸透しあう)領域がそこに垣間見えたような気がした。
(新潟大学人文学部准教授 阿部ふく子)

大滝さんの街づくりとデザインのお話をお聞きした。事実は最も強力で、それは魑魅魍魎を切り開く剣であった。街づくりという大きな言葉も、事実から切り裂く(振り返る)時には、細かく裁断されて手のひらサイズにならざるを得ないのであった。その事実の当事者が語り切り出した盤上の駒が生みだす推論は、どれだけの良手を生むことができるだろう。パチンと前を向き、先人の話を聞きながら、軍師も歩兵も共に荒野を駆けている。
(ツムジグラフィカ 高橋トオル)

最近、公(パブリック)が担うべき領域というものに興味がある。 大滝さんは、官が公(パブリック)を担うという考えをいったん置く(双方を引き離していく)べきだ、と言う。 つまり税金を払って、官が公として、ぼくらに何かを与えるというよりもむしろ、ぼくらが与えられるものをパブリックという場所に置き、誰かそれをほしいという人が自由に使うことができる場(状況)こそが「公」なのではないか、と続ける。 もっと言えば、誰か見知らぬ人に差し出したものが、また見知らぬ誰かからそれと同等以上のものが戻ってくる(循環していく)と信じられる場所には、公がいきいきと存在している、と言えるのではないか、と思った。 だれにとってのまちづくりなのか?ということについて言えば、まずは自分のためであり、自分のためということは子どものためであり、さらにつきつめれば、自分の子どものまだ見ぬ子どものため、としておきたい。 いまここではない、いつかのどこかという、見えないものを見ようとする想像力こそが、町を嘘偽りなく誠実につくっていく唯一の方法なのではないか、ということについて考える夜となった。
(ツバメコーヒー店主 田中辰幸)

つばめの学校にご参加いただき、ありがとうございました。 開催にあたりご協力頂きました皆様、ありがとうございました。 ゲストスピーチ・哲学対話ワーク・座談会という新しい形の授業は、いかがでしたでしょうか?私は、自分の思ってもみなかった所に踏み込む面白さに気がつきました。つばめの学校では、色々な人の色々な言葉と出会い自分の言葉を鍛える事ができると思っています。私は今「はじめて考えるときのように/野矢茂樹」を読み終えました。その本には、”変な人に出会い、変なものと出会い、そして変な本と出会うこと”と書かれてあります。しかも結構重要そうに。嬉しいことにツバメコーヒーさんには、変な本が沢山ありますが、つばめの学校も燕にとっての変な場所になれるとい良いなと思います! 次回もご参加お待ちしております。
(つばめの学校 深海寛子)